TOEICのPart5は語句穴埋め問題です。
様々な問題が出題されます。
その中の一つに、動詞の活用を問う設問があります。
現在形、過去形、現在進行形、受動態、分詞、動名詞など、動詞の様々な活用形が問われます。
時間との戦いであるTOEICでは、このPart5を早く解き、Part7への時間を残すことが重要です。
そのPart5を効率良く解答する上で重要となる考え方を載せていきます。
動詞問題を解く上での基本的な着目点
問題と選択肢を漫然と眺めていても解答には辿り着きません。
選択肢及び設問の着目すべき点は以下の3つです。
主語の人称はどうなっているかを確認する
主語の人称を確認することで明らかに間違いである選択肢を見つけることが可能です。
例えば、
主語の人称が三人称単数である場合、動詞に「s」または「es」をつける必要があります。
また、現在完了形の「have」は「has」になります。
別の例を挙げると、
主語が複数形であれば、be動詞が「is」である選択は間違いとなります。
これらの知識だけでも、選択肢の単語を絞り込むことができます。
なので、まず、問われている文の主語を明確にし、その人称を確認しましょう。
時制を表す言葉がないか確認する
設問内で「時」を表す用語があれば、それだけで現在形、過去形、未来形など動詞の時制を絞り込むことが可能です。
目的語の有無を確認する
問われている単語が「他動詞」であれば、その後ろに目的語を伴う必要があります。
もし、他動詞である動詞の後ろに目的語がなければ、その文章は「受動態」であることが分かります。
頻出パターンを覚える
文法の構造で頻出されるパターンを覚えておくことで、条件反射的に解答を選ぶことができます。
before/after + 現在分詞
beforeもしくはafterの直後に現在分詞を入れるパターンです。
前置詞 + 動名詞 + 冠詞
前置詞の後ろに空欄があり、その後ろに冠詞がある場合、空欄に動名詞が入ることが多いです。
「要求や提案を表す動詞」+ that + S + 「Vの原型」
要求や提案を表す動詞のthat節内では動詞が原型になります。
ex)
- demand
- recommend
- request
- insist
- ask
- suggest
「重要性や願望を表す形容詞」+ that + S + 「Vの原型」
重要性や願望を表す形容詞のthat節内では動詞が原型になります。
ex)
- important
- recommended
- essential
文法知識
動名詞
動名詞は動詞問題の選択肢として頻繁に出てくるので、その基本知識を載せておきます。
動名詞を修飾するのは「副詞」
動名詞は動詞が名詞に変化したものです。
基本は動詞なので、修飾語も形容詞ではなく「副詞」です。
動名詞は無冠詞、単数
動名詞は基本的に、無冠詞で単数として扱われます。
他動詞の動名詞には目的語が必要
基本は動詞なので、動名詞の元が他動詞ならば、後ろに目的語が必要です。
参考文献
TOEIC L&Rテスト文法問題でる1000問
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