わかりやすく意図を伝える上で文章を簡潔にすることは重要ですよね?
英語でもそれは同様です。
英語では一文の中に主語と動詞は一つずつにするのが原則です。
接続詞や関係代名詞を使って主語と動詞が複数個になる文章を複文と言います。
日本語から英語に直訳する場合、複文で作る方が日本語的な感覚に近くなるのですが、非常に読みにくい文章になります。
そこで今回は「モノ、手段」を主語にすることで、複文を作ることなく簡潔に意図を伝えるテクニックを紹介します。
日本語では「モノ、手段」を主語にする感覚があまりないと思いますので、少しでも知っておくと英語力向上に役立つと思います。
原因・理由+causeで「因果関係」を表す
原因・理由を主語に置き、動詞としてcauseを使うことで、物事の因果関係を簡潔に表すことができます。
例えば、「食事制限をすれば体重が減る」という文章に対して、日本語的な感覚で行くと
If you restrict your diet, you will lose weight.
となります。
これは
you restrict your diet
という文章と
you will lose weight
という文章をif文で繋げています。
if文を用いた複文なので、少し複雑な文章になります。
この文章の主語に「食事制限をすること」という動名詞とcauseを用いると次のように書くことが出来ます。
Restricting diet causes weight loss.
最初の文章よりもだいぶ簡潔になりましたよね?
手段・道具+allowで「手段」を表す
続いて、手段を表すallowです。
「テレビのおかげで世界情勢がわかる」という文章を考えます。
普通に訳してみると
If we watch the TV, we know world affairs.
となります。
これをallowを使って表すと
Television allows us to know world affairs.
となります。
やはり短文の方が分かりやすいですね。
最後に
以上のように、少し主語を変えてみるだけで分かりやすい英文を書くことが出来ます。
主語と英文の関係をより深く学びたい人というには以下の書籍がおすすめです。

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