はじめに
社会人になると仕事に追われ、十分な勉強時間が確保できなくなります。
その中で、せっかく勉強するのであれば、最大限効率的に知識を増やしたいですよね?
読書や勉強の効率を高めるために必要なことは、「能動的に」学習することです。
今回は勉強の中心である読書を能動的にするための方法を説明します。
能動的に読書を行う方法がSQ4R読書です。
SQ4Rってどんな意味?
SQ4Rとは
- Survey
- Question
- Read
- Respond
- Record
- Review
の頭文字をとったものです。
SQ4R読書術を使うメリットは?
SQ4R読書術は能動的な学習方法であり、個人の学習傾向に合わせて調整することができます。
効率よく多くの知識を学習し、復習しなければならない情報の量を減らすことができます。
間違いや勘違いしている部分を見つけるのに役立ちます。
以下でSQ4Rのステップについて説明します。
ステップ1:Survey|教科書・章の調査
教科書の「はじめに」と「序章」を読み、「目次」と「索引」に目を通します。
これにより、主なトピックと本の基本的な構造がわかります。
その後、各章やサブセクションの序文と結論を読み、写真、チャート、グラフを読みます。
各章の要約があれば、それにも目を通します。
ステップ2:Question|質問する
目次、セクションのタイトル、サブタイトル、各段落の最初の文を質問に変えてみます。
例えば、次のようにします。
「脊髄の機能について」は、「脊髄の機能とは何か? 」になります。
ステップ3:Read|積極的に読む
文章との対話をしながら、注意深く、積極的に読みましょう。
ステップ2で自分が作った質問の答えを見つけようとしたり、質問したりしながら読み進めていきます。
答えを探すために文章を読み飛ばすと、他の重要な情報を見落とす可能性があるので注意が必要です。
ステップ4:Respond|質問に答える
読んでいる本を閉じて、作成した質問に自分の言葉で答えてみましょう。
質問に答えられない場合は、答えられるようになるまでその部分を読み直します。
何度か試してみても答えられない場合は、次のいくつかのセクションに進み、物事が明確になるかどうかを確認してください。
それでも解決しない場合は、質問の内容を変える必要があるかもしれません。
質問の内容を広くしたり、狭くしたりしてみてください。
ステップ5:Record|メモを取る
本の内容を理解し、自分の言葉で要約できるようになったら、それを記録しましょう。
一般的な方法は、テキストにハイライトやマークを付けること、メモを取ること、またはその両方を組み合わせることです。
いずれの方法にしても、まず本を読んで理解し、その後で記録を取ることが重要です。
メモを取ることとマーカーを引くことの長所と短所については、以下を参照してください。
ノートの取り方については、こちらの資料をご覧ください。
ステップ6:Review|ノートを見直す
自分で作成したノートを、徹底的に復習しましょう。
ノートを作成した1週間後くらいに復習を行いましょう。
また、関連書籍を読む際に見直すと良いでしょう。
おわりに
以上がSQ4R読書術です。
この方法をマスターし、効率的に学習する能力を手に入れましょう。
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